a )自動車の場合少なくとも1,600km、又、機械の場合でも1,600kmに相当する時間が必要です。1,600km及びそれに相当する時間を費やすと、マイクロロン樹脂が金属の多孔構造に完全に埋込まれ、極薄の保護膜ができるのです。
b )この時点でオイルが非常に汚れていたら、オイルを交換して下さい。もし、まだ汚れていなければ、そのまま次の交換時期まで使えます。
a ) マイクロロンは金属の表面に定着し、皮膜を形成します。適切に処理されたエンジン内部では、金属対金属の代わりにマイクロロン対マイクロロンの接触になり、実質的に磨耗を防止します。この極薄膜フィルムを除去するには2つの方法しかありません。一つはトリートメントされた金属を機械(サンダ-)で除去する方法、もう一つは金属を限界温度412℃まで加熱し気化させて除去する方法です。強固に形成された皮膜の効果は少なくとも数万km持続します。 一度だけマイクロロン処理をうけたエンジンが、依然として何百万台も世界中で稼働中です。
b )マイクロロンは金属の表面を処理するのであって、この事は全く新しい独自の概念です。 マイクロロン処理の効果はオイル交換はオイル交換をしても失われません。これがマイクロロンとオイル添加剤との決定的な違いです。いわゆるオイル添加剤は単にオイルの潤滑性を高めることにあり、その効果はオイル交換と共に失くなります。
マイクロロンはエンジンを傷めないのですか?
a ) 正しい使用法を守っていただければ、絶対に傷めることはありません。マイクロロンはエンジンのスラッジ、カーボン、ワニス等を洗浄するばかりでなく、金属同士の接触をマイクロロン同士の接触に換え滑りやすくします。
b )一度に大量のマイクロロンを使う事は問題があります。
マイクロロンの濃度は非常に希薄なので、一度に大量のマイクロロンをエンジンに注入すると、急激にオイル粘度が低下し、マイクロロンの洗浄作用が金属表面に働きすぎ、油膜切れ現象を起してエンジンに悪影響を与えます。マイクロロンの樹脂被膜は徐々に積み重なって形成される性質のもので、一度に大量に注入しても完全な被膜形成はされません。
マイクロロンは製品保証を無効にするのですか?
a ) マイクロロンの添加は製品保証を無効にはしません。 製造業者にとって個々の製品がエンジンに損害を与えるかどうかテストする事は手間のかかることです。仮にそれが証明されたとしたらその製品保証は無効になりますが、マイクロロンを正しく使用すれば、損害を与えるような成分は含まれていません。
b )マイクロロンは金属に完全に埋込まれ全く透明です。
c )マイクロロンに対しての苦情は今まで全くありません。
d )マイクロロンCL-9OOは1979年9月にFAA(米国連邦航空局)により、航空機エンジンに使用する事が認められています。
マイクロロンを使った場合、エンジン寿命はどの位延ばせるのですか?
a ) 確実な事は言えませんが、キャタピラ社の行なった試験について報告されているAVIATION CONSUMER(1978年6月1日発行)から引用しますと、エンジン寿命の推定増加率は20%~40%の間である事を示しています。
b )オイル分析の結果、未処理のエンジンでは、平均75%~100%も多い磨耗を示しています。
市場にはテフロンやTFE及びPTFE等のフッ素樹脂を素材とした数多くの類似品がありますが、それらはいずれもマイクロロンとは全く別のものです。
a ) マイクロロンの効果については数多くの実証があります。 1978年スイス・ジュネーブにて開かれた政府主催「国際発明技術展」で、マイクロロンに対し、金賞が授与されました。又、アメリカ連邦航空局によるマイクロロンCL-100の航空機への使用の承認、フランスの陸・海軍での認定等、非常に信頼のおける実績があり、これらがマイクロロンの効果を示す実例となっています。マイクロロンの歴史の中で、不満足と思っている使用者を見つけ出すのは難しい状態です。
b )次のことは大変重要な事です。すなわち、マイクロロンは、金属処理剤であって、オイル添加剤ではないということ。 又、マイクロロンは金属そのものを直接トリートメントするものであって決してオイルをトリートメントするのではありません。 この事を、理解していただくことが大切です。
c )マイクロロンは、オイルを通じてエンジンの隅々まで処理をします。
d )スキー・雪上車・船体・航空機の胴体、アルミ製のドア-スライド………等々、マイクロロンは外面的なものにも使えます。
e )マイクロロンは、処理(トリートメント)過程の一部で洗浄効果もあります。もし、金属表面の気孔が異物(カーボン・ワニス等)でふさがれていてもそれを取り除きます。
f )マイクロロンは、侵食防止機能、さび防止、酸化防止剤を含有しており、製品の保存状態を高めます。
g )マイクロロンは高い品質管理に基いて製造されており、どんなエンジンにも見られるざらざらした表面に、よくマッチする特徴を持った微粒子が配合されています。金属表面には、マイクロロンの微粒子がミクロ以下の大きさで被膜形成されます。電子顕微鏡で写した写真では1/100ミクロンサイズの微粒子が連なっているのが示されています。
h )1964年にマイクロロンが発明されて以来、その処方も効果もいずれも複製されていません。 発明者自身、最もすぐれた試験所にラベルを剥がしたサンプルを提出し、テストと複製を依頼したが、何度トライしても結果はいずれも失敗でした。
この質問に対する答えは常に“たぶん”あるいは条件付きで“イエス”です。
問題がリングの働きが悪くなった事によって生じるのであれば、マイクロロンによってオイルの消費は減ります。リングの上やリングの溝にワニスが溜まると、リングの作用が鈍くなり、リングの働きを止めてしまうことがあります。これがオイル消費のごく一般的な原因であり、マイクロロン処理によって、通常解決できます。
しかし、オイル消費が過剰の場合には、マイクロロンによって解決できない、他の諸々の原因によります。
例えば
a )使用しているオイル粘度がエンジンの磨耗状態に対しあまりにも低すぎる。
b )バルブ・オイル・シールのオイル漏れ。
c )オイルがエンジン外部に漏れている。
d )オイルがガスケットを通して燃焼室に漏れている。
e )PCVバルブを通じて、吸入マニホールドにドレイン油が吸い込まれる。
f )ピストンリングの磨耗。
g )シリンダーの磨耗。
h )クランクシャフトベアリングの磨耗。
等です。